知っておきたいファッション用語「TR素材」ってどんなもの?

ファッション雑誌や通販サイトをみると、一般人には馴染みがない独特の用語が氾濫しています。

今回、知識を補うために取り上げたのは、その用語のひとつ「TR(素材)」です。これは、生地素材の一種のことなのですが、意識して見てみると、ちょくちょく出ています。

「TR素材」という用語が普通に使われている割には、それがどんなものか、知らない人は多いと思います。僕も知りませんでした。

服などを買うときは、生地の素材の情報は大切なポイントです。ファッションが苦手な人も
「TR素材」について知っておいて損はありませんので、もし知らなければ知識を補っておきましょう。

「TR素材」は合成繊維

「TR素材」の「TR」とは、テトロン(T)とレーヨン(R)という2つの繊維を合わせてできた素材(混紡)のことです。合成繊維の一種です。

それぞれの混率は商品によって様々です。衣服についている素材の表示には、「TR」ではなく「ポリエステル〇%、レイヨン〇%」と比率が記載されている場合がほとんどです。

テトロンとは?

テトロンは、帝人と東レが共同開発したポリエステル系の合成繊維です。両社の頭文字「テ」イジンと「ト」ウレに、ナイロンを組み合わせて名付けらた商標です。

衣類の生地のほか、自動車のシートベルトやタイヤコード、漁網、テント、ゴムホースといったものなど幅広く使われています。

レーヨンとは?

レーヨンは化学繊維のひとつで、木材パルプを使った再生繊維です。「人造絹糸(人絹)」とも呼ばれていて、高級な絹(シルク)の代用品として開発されました。

絹に似た光沢や肌触りが大きな特徴となっています。一方で、水に弱いという短所があります。洗濯すると縮みやすいので取扱いの際は注意が必要となります。

「TR素材」の特徴

「TR素材」の特徴は、薄くて軽く、しかも丈夫、シワになりにくくて乾くのが早い、そして、見た目はウール(羊毛)に似た光沢や質感があることです。

「TR素材」の触った感じは柔らかいですが、ウールとは明らかに違います。毛織物ならではのちくちく感がありません。サラリとしています。

このように「TR素材」は、上品な雰囲気と機能性をあわせもっていますので、ジャケットやコート、ズボン(パンツ)などに広く使われています。

「TR素材」の衣類は、レーヨンの混率が高いものは注意が必要ですが、自宅で洗えるものが多いので、手入れが楽です。クリーニングに出さなくて済むので、あとあとの出費の節約にもなります。

今回はファッション用語「TR素材」についての知識を補いました。上着やズボンを買うときは値段やデザインも大事ですが、素材も確認するようにしましょう。